岸田首相、コロナ陽性者の自宅療養期間短縮を表明 全数届け出も見直し

岸田文雄首相は6日、新型コロナウイルス感染症の陽性者の自宅療養期間を短縮することを表明した。有症状者を現在の10日間から7日間に、無症状者を検査と組み合わせて5日間で解除可能にする。同日、首相官邸で記者団の取材に応じた。

陽性者の全数届け出も9月26日から全国一律で見直す。届け出の対象を65歳以上、入院を必要とする人、治療・投薬が必要な人、妊婦とし、重症化リスクの高い人のための保健医療体制を整える。

首相は、新たな段階のコロナ対応について「今週中に専門家による最終的な議論を経て全体像を決定する」とした。

安倍晋三元首相の国葬費用を公表した理由については、丁寧な説明を尽くす観点と海外要人の来日の状況が明らかになってきたためだと説明した。その上で、確実な数字は国葬が終わった後に精査した上で示すことになると語った。

政府はこれまで海外要人の警備費などについて国葬終了後に公表する考えを示していたが、仮条件を置いて推定した。

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